略史
1962.04 市立芦屋高校創設
1966.10 市立芦屋高校に組合が結成される
1970.04 育友会費不正使用糾弾闘争を父母負担軽減闘争に結合させる
.12 解放同盟芦屋支部が５項目要求を提出、教育長の差別発言を機に教育要求闘争を推進する
1971.04 進学保障制度を実施。加配教員を配置する
1972.04 肢体不自由者を初めて進学保障で受け入れる
1973.01 「社用紙」使用の企業に対し解放同盟と就職差別反対闘争を組む
1973.10 統一用紙「兵庫県版」の使用を開始する
.11 大学の戸籍謄本提出要求に対し、差別書類改善要求闘争を展開する
1974.04 「知恵遅れ」障害児を初めて進学保障で受け入れる。教頭公選を実現
.07 ５段階評定通知表を廃止し、文章表記を入れた点検表を作成する
1977.06 県教委が「統一用紙への成績記入」を通達する
1979. 第２次奨学金闘争（併給禁止に対する受取拒否闘争）
1980.03 第１次強制配転（大角・滝山・森村）。１年後の復帰を勝ち取る
1982. 第３次奨学金闘争（収入基準との闘い。「いも虫の唄」）
1982.10 「在日朝鮮人生徒Ｃへの受験拒否」に対する就職差別反対闘争
1984.10 統一用紙「兵庫県版」が廃止されるが、「○印不記入・文章表記」で進路保障運動の遺産を守り継ぐ
1985.12 臨時的任用職員の正式採用を要求して、臨時教員の身分保障を闘う
1986.07 芝田教育長、不可解な辞任。教育長松本が就任
.09 深沢・河村教諭に停職１カ月の処分が発令される
.10 鈴木教諭に体育館への強制配転処分が発令される。父母・卒業生・元市芦教員を２００名集めて、緊急抗議集会が持たれる決定済みの次年度カリキュラムを破棄し、市教委案を押し付ける
鈴木・深沢・河村教諭、芦屋市公平委員会へ不服申立書を提出
1986.11 深沢・河村教諭、２次処分策動をはねのけ現場復帰。
.12 市芦救援会第１回総会。市芦反弾圧闘争を支援する会第１回総会
1987.01 市芦在校障害生保護者が「障害児の進学保障の存続」要望書を提出
. .03 石橋・長瀬教諭に対し文書訓告処分が発令される
入試で定員内大量３３名の不合格者を出す。校長・教頭は修業式にも姿を現さず。定数条例を改悪して、加配教員を全廃する定員内大量切捨て糾弾・強制配転阻止のリレーハンストに突入
滝山・小川・森村・石橋・麻田・吉岡教諭に強制配転処分が発令
.04 校長・教頭警察に守られて登校。職員会議規定改悪・任命主任制を強行する
滝山・小川・森村・石橋・麻田・吉岡教諭、不服申立書を提出
1987.05 部落研生徒、校長交渉を開始する
.07 第１回公開口頭審理。第２回市芦救援会総会
. .08 第２回公開口頭審理。深沢・河村教諭、冒頭意見陳述
.10 第３回公開口頭審理。鈴木・滝山・小川・森村・石橋・麻田・吉岡教諭、冒頭意見陳述
.11 生徒会執行部、奨学生ら約２０名が、「教育改革」に対する問題提起の早朝校門ビラ配布を行う
第４回公開口頭審理。右翼が大挙して組合攻撃に押しかける
.12 部落研生徒を先頭に「退学処分反対」早朝ビラ・署名を行う
1988.01 「市芦の進学保障を守り、障害児の進学を実現する会」準備会が発足。小・中・高の障害児の親が、進学保障存続交渉要求書を提出
第５回公開口頭審理。求釈明
.02 第６回公開口頭審理。「実現する会」が正式発足。在校生が「教育改革反対」全員署名を校長に提出
.03 教育共闘会議を中心に「公立高校の定員内切捨て・進学保障制度打ち切り反対市民集会」が約５００名を集めて、集会・デモを行う
定員内で再び２５名の切捨て。親・教師が市教委前で座り込み。中・高の教師が市芦校門前で抗議集会。
深沢・長瀬教諭が教育研究所・谷崎記念館へ強制配転される
.04 第７回公開口頭審理。背景論を準備書面にして提出する
深沢教諭、不服申立書を提出
あ と が き
権力の側が、絶えず歴史の歪曲と偽造、抹殺を企てる故に、私たちもまた、気恥ずかしさをおしてその存在を証言することを強いられる。
私たちの言い尽くせぬ「証言」の一部を準備書面として提出した。
「刻まれた時」は１５年を形づくった私たち──生徒・親・教師の現在に刻印されている。時は両刃の刃である。
時を刻む
兵高教組西阪神支部市立芦屋高校分会
芦屋市剣谷９ 5 0797(32)1131
市芦救援会
芦屋市剣谷９ 市立芦屋高校分会気付け 5 0797(32)1131
市芦反弾圧闘争を支援する会
神戸市中央区元町通５−３−１６
せいうん通信発行委員会気付け 5 078(361)0463