市芦高校がつぶされる!
緊急「市芦高校を存続させる会」

四月一四日(土)、市民ネットワークが誕生します

 三月二七日(火)の朝刊各紙に「市芦高校廃校へ」との見出し記事が掲載された。これは、芦屋市教育委員会が芦屋市高等学校教育審議会からの答申を受けて、意図的に「廃校」を既定路線にするべく新聞記者発表したものである。
 そもそもこの答申は一〇月二一日から月一回のペースでわずか六回だけの審議で形を取りつくろい、そのうちの市芦高校の「あり方」を審議した二回は非公開として、「はじめに結論ありき」といわんばかりの拙速かつ密室審議の上の結論である。
 会長として審議会をリードした井野辰男は元兵庫県教育長であり、通信制の青雲高校が押し進めていた働きながら学ぶ生徒の通修学保障運動を弾圧し、定時制・通信制教育つぶしの張本人という前歴を持つ。
 「市芦高校のあり方」をめぐる委員の意見は「存続」と「廃校」の半々であったが、井野と市教委事務局は「廃校意見が出しやすいように」と無記名での個人アンケートをとり、さらにそれに手を加えて「廃校」に反対なのは三人という原案を作成し、三月二四日の審議会を通過させた。
 一九八六年に始まる松本教育長による「市芦つぶし」(「教育改革」という名の廃校路線)は、一五年にしてその総仕上げを日程にのせている。その露払いを演じてきたのが「学校教育審議会」である。おおよそ教育の現実を見ることのない思いつき答申を繰り返し、体裁をつけた上で、本性を露わにしたのである。審議委員の大半は、「せめて高校だけは」と悩んでいる中学生の姿など頭の中にこれっぽちもなく、「財政が厳しい折に、金をかけすぎだ」と経済効率だけをいう意見に乗じて、いとも簡単に「廃校」という結論に飛びつくことで、一切の審議を投げ出したのである。
 自作自演に近い答申を出させた芦屋市教育委員会は「六ヶ月を目途に市芦廃校の基本スケジュールを策定する」とも新聞記事で述べている。
 市民や卒業生、中学校現場から「市芦がつぶされるなんて許せない。なんとかせないかん」という声が寄せられています。
 「市芦高校を存続させるために」四月一四日の集会を行います。皆さんの知恵や力を結集していただきたいと願っています。
 特に、卒業生、在校生とその保護者の方々、そして市民の皆さんの参加をお願いします。
(救援会事務局)

「市芦高校つぶすな!」抗議先
代表電話 〇七九七(三一)二一二一
 オペレータから全てにつながります。


芦屋市教育委員会
  教育長、管理部長、学校教育部長
芦屋市
  市長北村春江、総務部長

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