9・25 芦屋市教育委員会は傍聴市民の指摘に答えられず立ち往生し、「市芦廃校」を議決できなかった


9月25日(火)午後2時から芦屋市役所において、芦屋市教育委員会が開かれた。
教育委員は森輝彦教育委員長、朝日千尺・稲畑汀子・牛田・三浦清教育長の合計5氏。
9月25日を最後に、教育委員長は朝日千尺氏に交代した。

 市教委は、市教委が設置した芦屋市学校教育審議会(学教審)の答申を根拠にして、2001年9月25日、教育委員会で「市芦高校廃校」を議決しようとした。

 学教審は委員選出段階ですでに市教委の意に添った「市芦廃校」答申が出されることが決まっていた。したがって学教審はさまざまな理由を付けて、審議内容を非公開にしたまま、2001年3月24日、既定の方針通り「市芦廃校」答申した。肝心の結論に到る審議過程は完全に秘密にしているが、公開された審議会での誤った事実認識に基づいた井戸端会議風の個人的な会話で会議が進行する様子から判断して、そこでまともな教育論議がなされたとはとうてい考えられない。審議内容の貧弱さ隠し、偏向した資料に基づく偏向した井戸端会議の内容が批判を浴びるのを避けるために非公開にしているとしか見えない。

 一旦学教審答申が出されると、それが市教委によって用意されたものであっても、「答申を最大限尊重する」と称して、卒業生・在校生・保護者・市民・教職員の声に全く耳を傾けることなく、教育委員会の議決に持っていこうとした。
 9月25日、40名に及ぶ傍聴者が詰めかけ、教育委員会が開催される直前に市民・卒業生・保護者・教職員から「学教審、教委の審議内容を公開してほしい。そのうえで市民の声を聞いてほしい。教委はこれまで問題の存在すら市民に知らせず、当該高校の教職員をはじめ、卒業生や保護者・市民の声を全く聞いていない。市教委は神戸地裁判決で明らかにされたとおり、市芦教職員に対する不当労働行為という犯罪まで犯している。これは今回の廃校問題に直結した問題である。教育委員会はどう考えているのか。傍聴者にはっきり説明してほしい」と批判・質問された。市教委は要領を得た回答が全くでず、当日、「市芦廃校」は審議すらされなかった。

市芦があって何が悪いねん!市民の会